9月20日(土)、阿蘇市・阿蘇市社会福祉協議会、当院の主催による「阿蘇市認知症市民フォーラム」を開催し、380人程の方にご参加をいただきました。

当日は、阿蘇市から指定を受けた5つの伴走型支援事業所や阿蘇医師会・薬剤師会、福祉用具事業者などが参加し、それぞれが趣向を凝らしたブースにて来場された住民の皆さまに向けた、認知症に関する情報提供や交流が行われました。

会場には、認知症のシンボルカラーであるオレンジ色をテーマにした創作物が並び、明るく温かな雰囲気が広がりました。また、会の中では地域住民の方が直面されている認知症についての相談もあり、改めて認知症に対する関心が地域全体で高まっているように感じました。

さらに、若年性アルツハイマー型認知症の方の実話をもとにした映画『オレンジ・ランプ』を上映。

多くの市民の皆さまにご覧いただき、「考えさせられた」、「身近なこととして受け止めた」といった声が聞かれました。一方で、認知症の当事者の方が「映画を観たくない」とおっしゃったとの報告もあり、本当の意味で「当事者に寄り添う意味」を考える貴重な時間となりました。

ご参加くださった皆さま、そしてご協力いただいた関係機関・団体の皆さまに、心より感謝申し上げます。